人を動かす D・カーネギー 【人を動かす人の特徴】

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こんばんわ!銀です!

今日は僕がおすすめする本を紹介していきたいと思います。

その本とはD・カーネギー著の『人を動かす』という本です。

まず、人を動かすって書いているのを見るとなんだか偉そうに聞こえたり上から目線に見えませんか。

ですが、現タイトル(左上に書かれている)で見ると“HOW TO WIN FRIENDS AND INFLUENCE PEOPLE”訳すとつまり、友を得て、他人に影響力を与える方法という意味です。これをまとめて『人を動かす』ということなんですね。

それでは本題の方に入っていきましょう。

人を動かす三原則

盗人にも五分の理を認める

最初に「盗人にも五分の理を認める」というところから始まります。1931年5月7日、ニューヨーク市で、“二丁ピストルのクローレー”が数週間にわたる捜索の結果、ついに追い詰められる前代未聞の大捕物が行われました。

クローレーは凶悪な殺人犯でピストルの名手でした。ニューヨークの高級住宅にピストルと機関銃の銃声が1時間以上にわたってとどろくことになり、この乱戦を見物に集まった数は約1万人に及んだと記載されています。

ところでクローレーは自分の事を次のように考えているのでした。

「私の心ーそれは、疲れ果てた心ではあるが、優しい心である。誰ひとり人を傷つけようとは思わぬ心である」と書かれてあり、多くの人々を殺めてきておいてそんなことあるか!と思いましたね。

この事件の起こる少し前にクローレーは田舎道に自動車を停め、ガールフレンドと怪しげな行為をしていたのを警官に見つかり「免許をみせたまえ」と言われ、自分の身を守るため警官を撃ってしまいました。

このころの処刑は電気椅子であり最後を遂げたのですが、最後の言葉でも「自分の身を守っただけのことであって、こんな目にあわされるんだ」と言い残し死んでいきました。

この“盗人にも五分の理を認める”というのは、職場、日常生活で僕なりに解釈すると『どんな人の言い分でも半分は認めよう。批判しても何も変わらない』ということです。

相手側も少なからず理由があるはずです。理由も聞かずに全否定していては相手も納得せず余計に悪化していく一方です。ですのでまずは聞く耳を持つことが大事なのではないのではないでしょうか。

重要感を持たせよう

次に“重要感を持たせよう”という項目で、オーストリアの神経病学者,精神分析の創始者のジークムント・フロイトはこんな事を言っています。「人間あらゆる行動は2つの動機から発するそれは、性の衝動と偉くなりたい願望とである」と。深いですよね。

人間は何を欲しがるのかいくつか本書では挙げられており、大抵は満たすことが出来るのですが例外が一つあります。それが自己の重要感です。

人は生きていく上で周りから興味を持たれ自分は重要な人だと思われ、思いたいんですよね。なので人が何か良い事をしたらそれに対してしっかり評価をし、褒めてあげるのが大切です。本書にも書いていますが嘘でない心からの賞賛を与えることが重要になってきます。与えてもらうことで自己の重要感を認識できるのではないのではないでしょうか。

人の立場に身を置く

分かりやすく言うと相手の立場になってみるということだと思います。

ロイド・ジョージ(イギリス首相)が長い間、地位を保持していた秘訣を問われこう答えています。「釣り針には魚の好物をつけるに限る」と。当たり前の事だと思いますが、ロイドはそれが出来ている人が少ないと思っていたのではないでしょうか。

実際は“自分の事でいっぱいいっぱいで実は釣り針に魚の好物ではなく自分の好物をつけていませんか”つまり自分優先になっていませんかということを言いたいのだと思いました。

ただ、相手が好むものを問題視にするのって難しいんですよね。相手が今何を求めているのかを分かっていれば人間関係で苦労しないですよね。自動車王ヘンリー・フォードがある言葉を残しているのが「成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、他人の立場からも物事を見ることのできる能力である」もの凄く納得しました。

常に相手の立場に身を置き、相手の立場から物事を考える事が大切なのです。

人の立場に身を置くというページでは“強い欲求を起こさせる”ことがキーワードとなっています。

本書をもとに一例紹介します。

三歳になる娘が朝食を食べず弱っていた。おどしても、すかしても全く食べなくどうしたら朝食を食べてくれるか考えました。

この子は、母親の真似をするのが好きで、母親の真似をすると、大人になったような気がするのである。ある朝、この子に朝ごはんの支度をさせてみた。彼女が料理の真似をしている最中に、適当な頃を見はからって、父親が台所を覗き込むと、彼女は嬉しそうに叫んだ。「パパ見てちょうだい。私、今朝ごはんをつくってるの!」

その朝、彼女は二皿のオードミールを平らげてしまった。

朝食というものに興味を持ち、自尊心が満たされ、朝食を作ることによって、自己主張の方法を発見したのでした。

なるほど!と思いましたね。

相手が好きなことをやらせてみて自己主張の方法を見つけていく。

これが現代においても大事なことだということですね。

人に好かれる六原則

誠実な関心を寄せる

誠実な関心を寄せるということでニューヨークの電話会社で、どんな言葉が一番よく使われているか、通話の研究をしたそうで、一番多く使われていたのは“私”という言葉でした。

つまり、自分自身に関心があるということなんですね。

「そんなことはない!」と思う人もいると思いますが、この本には「他人の関心を引くために、見当違いな努力を続け、その誤りに気づかない人がたくさんいる」と書かれています。

相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せる事が大事なのです。

笑顔を忘れない

ここの項目を読んでいて僕は気になった点があります。

アメリカの電話会社が実施している企画があり“電話パワー”と名付けられているそうなんですがサービスや商品を売るのに電話を使うセールスマンたちを対象するもので、「電話でセールスする時は、笑顔をわすれるな」というのがあります。

笑顔って表情を見て分かるもので電話の声だけで伝わるかわかりませんよね。

ここで伝えたいのは何に対しても楽しんで取り組むことです。楽しいときに暗い顔をしている人はいませんよね。楽しむことによって自然に笑顔になるんです。社会人であれば仕事、学生であれば学校どうせいくなら嫌なこと楽しむに考えるようにしてもいいのではないでしょうか。

名前を覚える

この方法は至ってシンプルですね。

突然ですが、皆さんは何人の名前を覚えていますか。ジム・ファーレー(米大統領:フランクリン・ルーズヴェルトが大統領になったことについてジム・ファーレーの名前を覚える能力が大いに助けなった人)という方は“5万人”と答えています。驚愕しましたが、ほんとかよっていう疑いもありました。

初対面の人からは氏名、家族それから政治についての意見を聞き、それを頭に入れて次にあった時、一年後でも色んな事を聞くことが出来た。

自分の事を覚えてくれていて、呼ばれたりすると嬉しい気持ちになります。この本で何回も挙げていますがそこで重要感をもたせます。それが人に好かれるうえで一番簡単だとルーズヴェルトは言います。

聞き手にまわる

“聞き手にまわる”これはよく聞く言葉ですね。

自分が話している時、相手が物凄く興味を持って聞いてくれている時「もっと話したい」「もっと聞いてもらいたい」と思いますよね?

つまり、聞き上手になれ!ってことなんですね。

聞き上手になるのが簡単そうで簡単ではないんです。

話を聞くときに心から面白いと思い聞かなくてはなりません。

相手に関心をもち、興味を持たなくてはなりません。

そして、相手が喜んで答えるような質問をすることが重要なのです。

僕も、この本を読んでからは、上記のことを実践しています。

中々、大変ですが自分にとって物凄くプラスになるので少しずつ実践していきましょう。

関心のありかを見抜く

ルーズヴェルトは、誰か訪ねてくる人があるとわかれば、その人の特に好きそうな問題について、前の晩に遅くまでかかって研究していたのである。

最高のおもてなしですね

従業員間コミュニケーションの指導者ハワード・ハージッグはこう述べています。「相手次第で成果も違うが、概して言えば、どんな相手と話をしてもそのたびに自分自身の人生が広がるーそれが、何よりの成果だ」

この言葉は、色んな人と話をするとたくさんの考え方、知識、価値観等あります。それを知り、吸収することで自分のスキルアップになり人生の見え方が変わり広がるんだと僕は考えます。

まとめ

本来なら、次に心から褒めるなのですがここまで読んでいくと「ん?」となりました。内容が似ていると。気になり残りの“人を説得する十二原則”と“人を変える九原則”を読んだ所、文は違うが恐らくここを伝えたいんだろうなって思った所はこれまで書いてきたのとよく似ていました。

本書には三十原則もあるがまとめていうと友を得て、他人に影響力を与える方法とは

興味を持つ(聞き手にまわるで書きました)

批判しない(盗人にも五分の理を求めるで書きました)

利益を与える(人立場に身を置くで書きました)

この3つがこの本で一番伝えたいことなんですね。

僕はこの本と出会い本当に感謝しています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

少しでも参考にして下さったら大変嬉しく思います。


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