寝具の選び方 押さえておきたいポイント【マットレス編】

睡眠

ぎんです!今回のテーマは“元寝具製造者が語る寝具(マットレス)の選び方のコツです。

睡眠は人生の3割とよく耳にしますがその睡眠に絶対必要なのが寝具ですよね。

寝具って布団・枕・毛布・敷布・寝巻き・ベッド・マットレスなどの寝る時に使うものの総称であるのですが、今回はマットレスについてやっていこうと思います。突然ではありますが、みなさんは今のマットレス自分にあっていますか?

もし、目覚めが悪い、寝ても疲れが抜けていないそういう症状があれば寝具の見直しが必要かもしれません。

とはいえ、お値段的にも安くないものですので選ぶ際には失敗はしたくないですよね。

この記事では、マットレス選びで押さえておきたいポイントをお伝えしていきたいと思いますので「そろそろ買い換えようかな」と思っている方、参考にしていただければと思います。

では早速いってみましょう。

マットレスの選び方

1.サイズと寝る人数で決めるおすすめサイズ

まず、1つ目はサイズです。サイズは商品のところにも記載はされていますが押さえておきたい点です。

マットレスの一般的なサイズ一覧表は下記になります。

サイズ寸法
SS(セミシングル)幅80cm×長さ195cm
S(シングル)横97cm×長さ195cm
SD(セミダブル)横120cm×長さ195cm
D(ダブル)横140cm×長さ195cm
Q(クイーン)横160cm×長さ195cm
K(キング)横180cm×長さ195cm

※他にもSL(シングルロング)やSK(スーパーキング)といった特殊サイズがありますが今回は省略します。また、メーカーによって多少の誤差はありますので店舗にて確認してください。

何人で寝るのかや寝室の広さによって適切なサイズを選んでいきたいですね。

1人で寝る場合

基本Sサイズで問題はありません。でも少しスペースにゆとりが欲しい人はSDがおすすめです。

Sサイズよりさらに幅が狭いSS(セミシングル)がありますが、かなり窮屈に感じ寝返りした時に落ちやすいのでよっぽど寝相が良い人以外はS(シングル)サイズから選ぶようにしましょう。

2人で寝る場合

2人で寝る場合はD(ダブル)かQ(クイーン)サイズがおすすめです。一般的にはD(ダブル)サイズが多く利用されており十分な寝返りのスペースもあります。

それでも、寝相が良くなかったり、体格の良い方で窮屈に感じ、ゆとりがほしい方のはQ(クイーン)サイズがおすすめになります。

3人〜4人で寝る場合

お子さんがおられる方で家族みんなで寝る場合、3人でQ(クイーン)サイズでも可能ではあります。ただ、子供はよく寝返りをしますのでゆとりがほしいとなるとK(キング)サイズを推奨します。

夫婦+子供(2人)といった3人以上の場合はK(キング)サイズでも厳しいのでそういう場合はS(シングル)サイズを2つ並べたりSD(セミダブル)サイズを2つ並べるという抱き合わせで使用することもできます。

2.種類

次にマットレスの種類をみていきましょう。種類は分けるとざっくり4種類になります。

敷き布団薄型マットレスベッドマットレスコイルスプリング ベッドマットレス
厚み5〜10cm前後4〜10cm前後15〜25cm前後20〜35cm前後
重量約5〜6kg約3〜8kg約10〜20kg約20〜30kg
耐久性約3〜5年6〜8年(低反発マットレスは3〜5年)6〜8年(低反発マットレスは3〜5年)約8〜10年
揺れ
使用場所床・ベッド床・ベッドベッドベッド
取り扱い
寝心地
価格

※厚み、重量はSサイズを基準に記載しています。

もっと細かく細かく分けると

・ノンコイル

高弾性高弾性ウレタン、ラテックス
高反発高反発ファイバー、高反発ウレタン
低反発低反発ウレタン

・コイル

コイルハイブリッド、ボンネルコイル、ポケットコイル

以上に分けられます。

3.マットレス選びで確認するポイント

これでマットレスのサイズ、種類を知ることができましたよね。

それでは本題に入っていきましょう!

では、実際マットレスを選ぶ際に押さえておきたいポイントをお伝えしていきます。

え!?ちょっとまって!マットレスの特徴は書いてくれないの?と思っているあなた。

 

はい!書きません!なぜなら特徴を知っていても実際、選ぶ時にそれほど活用しないからです。

逆にかえってその知識が邪魔をして余計に混乱を招くからです。

また、一つ一つ特徴を上げていくときりがなく、せっかく読んで頂いているのに結論までが長すぎて読むのに離脱して結局何も得られないままになりこの記事の意味がなくなってしまうからです。

なのでこれからあげる3つのポイント+試しで寝てみてそれが良いのかで判断すれば問題ありません。

ポイント1:体圧分散性が優れているか

何より意識してもらいたいのが体圧分散性に優れているかどうかです。

体圧分散性とは睡眠時の身体にかかる圧力を分散させることでこれが優れていると身体の負担が少なくなります。

寝ている時に身体に最も負担がかかるのは腰で体重の約44%かかると言われています。次に背中が約33%、脚部が約15%、頭部が8%となります。

起きた時に腰が痛いといったことは誰しもがあることだと思いますが、それは睡眠時、腰が一番負担が掛かっているからなのです。体圧分散出来ていないと、さらに負荷が掛かってしまいます。

現代のマットレスは腰部、脚部、頭部によって硬さを変えている商品もあります。

ですのでいかにマットレス全体に圧力を均一に掛けることができるのかが重要になっていきます。

体圧分散性に優れているマットレスとは・・・寝た時にマットレスが体に沿って適度に沈み込むかどうかです。沈み込みすぎてしまうと次の2つ目のポイントとなっている「寝返り」に影響が出てしまいますので注意が必要です。

ポイント2:寝返りのしやすさと寝姿勢

2つ目は寝返りのしやすさと寝姿勢についてです。これも重要な選ぶ際に必要な判断基準となります。

皆さん寝ている時、必ず寝返りしていますよね?実は私達、寝ているから実感はないですけど寝返するのにけっこうな体力を使っているのはご存知でしたでしょうか。

大人の場合、一晩に寝返りする回数は平均で約20回程と言われています。子供の場合はそれよりもう少し多いです。なので自分に合っていないマットレスであれば睡眠時も身体に負荷をかけ続けているので休まるわけがなく起きても「身体がだるい」といった症状になるんですよね。

マットレス選びをするときには、試し寝が出来るところに行って、寝返りをしてみたり、横向きになってみたり、色々な姿勢を試すことが良いです。

また、その時に寝姿勢も意識して頂きたいです。

理想な寝姿勢は真っ直ぐに立った状態に近い背骨のラインを保つことです。

仰向けだと、背骨がなだらかなS字状にカーブ。横向きの場合、背骨と床が真っ直ぐに並行している状態が理想。

寝姿勢は自分で確認することが出来ないので店舗にて直接確認してもらいましょう。

寝返りがしやすくて、正しい寝姿勢がとれるマットレスってどんなの?

人によって体重差があり全ての人に「寝返りがしやすく、正しい寝姿勢がとれるのはこれ!」とは一概に言うことが出来ません。

しかし、断言できることは硬すぎても、柔らかすぎてもだめだということです。

なぜなら硬すぎると、背中との隙間が出来てしまい、腰に負担がかかります。なにより血行が悪くなってしまします。硬すぎるマットレスで寝ているのは床で寝ているのとさほど変わりません。

逆に柔らかすぎると、身体が沈み込みすぎるため寝返りをうつのに無駄な体力を使ってしまいます。

また、共通で言えるのは共に正しい寝姿勢がとれません。

じゃあどうやって選べばいいんだよ!💢

皆さんのその気持ち十分伝わっています。まぁ落ち着いてください!!

これからお話します。

ポイント3:いろいろな種類のマットレスを試す

自分に合ったマットレスを手に入れるためには色々な種類のマットレスを試す。これにつきます。

とはいってもわざわざ買う必要はなく、試し寝ができるショールームなどに行って、そこでたくさんのマットレスの寝心地を確認してそこで自分に合うマットレスを探すのが一番有効的です。

前述でも取り上げてはいますが、マットレスの種類は豊富です。

ですのでそういうのも是非、実際に試し寝をして感じてもらえればと思います。

また、自分では判断出来ないことがあると思いますのでそういったときは、専門家や店舗スタッフに相談しましょう。後に失敗しないためにも自己解決はしないようにしましょう。

ポイント4:通気性がよいか

通気性の良いマットレスとは「空気が素材の中に行き届きやすいマットレス」のことです。

通気性がよいと蒸れにくくカビが生えにくいので清潔に保てます。

蒸れにくいので身体に不快感を与えることなく快適に眠ることができます。

通気性に優れているマットレスは

・ポケットコイルマットレス

・ファイバーマットレス

・ボンネルコイルマットレス

まとめ

まとめになりますが同じマットレスで寝ても人によっては「良い」と感じる人もいれば「イマイチ」と感じる人もいます。人それぞれに好みがあるからこそたくさんの種類のマットレスがあるのだと思います。

試し寝という無料で体験できる環境もありますので色々と吟味して最高な寝具パートナーを見つけましょう。

最後になりましたが私のおすすめするマットレスを2つ紹介したいと思います。

エアウィーヴ(和匠)

1つ目はエアウィーヴ(和匠)です。ご存知の方も多いのではないでしょうか。こちらのマットレスは頭部<脚部<腰部で硬さが分かれており、正しい姿勢で寝ることができ、各部位をしっかりと支えてくれるので寝返りもしやすい高反発ファイバーのマットレスです。

ただ、夏季は通気性もよく良いのですが、冬季はファイバーの欠点でもある床冷えがあります。

なので、冬季は下にもう一枚敷き布団を敷くことにより床冷えが緩和されるので組み合わせる敷き方も効果的です。


エアウィーヴ 敷き布団 シングル 四季布団 和匠 洗える 高反発 1-280011-1 通気性 腰強化モデル 耐熱強化モデル 体圧分散 引っ越し 厚さ約8cm ワインレッド

Novilla ポケットコイルマットレス

2つ目は、Novilla ポケットコイルマットレスです。こちらも高反発のマットレスですが、先程のエアウィーヴとは違いコイルマットレスなので寝心地はまた違いますが高評価のマットレスです。

高評価の理由として、線形2.2mmと通常より太い耐久性の高いコイルが使われており長く使い続けることができます。通気性の良いニット記事を使用しており通気性に優れさらに伸縮性にも優れています。

また、持ち運びに便利なハンドルも付いており持ち上げやすくなっています。組み立てもないので楽ですしおすすめのマットレスです。

Novilla マットレス シングル 極厚17cm 高反発マットレス ポケットコイル ベッドマットレス 線経2.0mm スプリングマットレス 体圧分散 底付き感無し 純白の雲 (シングル)

リンクを貼り付けていますのでよかったらチェックしてみてください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

マットレスは決して安くはないので安易には手をつけづらいですが、毎日使うものですし、健康面にも関わってきますのでもし今のマットレスが自分に合っていなと感じているのであれば積極的に買い替えても良いのではと思います。

最高の睡眠を手に入れましょう!!!

 

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